2011年11月21日月曜日

29大きな机


大きな机があれば、食事から読書と様々なことが机でできるし。自由に距離感を保てるので自然な会話も生まれる。素晴らしい家族の共有空間だ。


大きな机は、どっしりした木で作るといいでしょう。そこに家族の歴史が刻まれるから。

2011年11月17日木曜日

28北面の利用


日の当たらない北は、隅に追いやられ死んだ場所となることが多い。
明るい庭として使ったり、頻繁に使う収納などを置いたりして生き返らせよう。



庭といっても、植物は使えないから、砂利やタイルなどを使ってなるべく明るく見えるようにし、内部から出れるようにすることが大切。

2011年11月15日火曜日

27小割の窓


外とのつながりや明るさといったことのためには、味気無い大きな一つの窓にしてしまうより、小割にしたほうが効果的なことも多いのです。


窓の大きさより、窓の表情、位置こそが外と内をつなげる力となることを忘れないこと。視線ということも常に考えておきたいですね。

2011年11月9日水曜日

26領域の記号


人はちょっとし表示や記号だけで、ある領域を感じることができる。囲むことばかり考えずに、領域の記号を作ることも忘れずに。



都市住宅では、玄関先を囲むより、低い植栽などが広く感じ効果的。視線が遮られず、防犯などからも効果的です。
日本文化は領域の記号の宝庫です。

2011年11月8日火曜日

25自然な庭


自然な植生を生かし、ほんのちょっとの手を入れや工夫だけの庭は生命力に富み、うったえる何かがあります。庭は手入れをしないといけない=大変と考える前に、自然の生命力に少し頼ってはいかがでしょうか?


手入れをせずに、かよわい芝生を枯らしてしまうより、ずっと良い解決法ですね。

2011年11月7日月曜日

24大雑把な構成から


始めから間取りの事や部屋の大きさばかり考えていると、自分の生活がどこかに行ってしまう。 まず、大雑把な関係から出発しよう。



建築計画では、ゾーニングという言葉で呼ばれています。大事な生活行動や部屋を敷地のどこに置きたいか、道路から何処から敷地に入るといいか、浴室はどこら辺がいいのかなどを大雑把に考えてみるといいでしょう。

2011年11月6日日曜日

23最小限からの出発


予算があっても無くても、もっとも大切な事柄をいくつか決め、その最小限から始めると中身の濃い住まいができます。部屋数や部屋の大きさにこだわっている限り、家は大きいほうがいいということになってしまいます。大きな家は維持や省エネの観点からベストとは言えません。バランスよくかんがえたいですね。



例えば…。
・寝室…寝具まわりを最小限におさえ残りの空間を付室と考えれば様々に使える。
・子供室…遊びは外と居間と割り切れば三帖もあれば十分。
・居間…重厚なセットにこだわらず、様々で手軽な椅子にすればいろいろな対応もできるし集める楽しみもある。
・台所…収納や棚や動線がしっかりしていればそれほど広くなくてもいい。余裕は配膳や調理本などの空間に。
・客用和室…居間や寝室に付ずいした三帖程度の半空間な和室にすれば日常も使えるだろう。
というように考えてみよう。
  一つの空間でも、生活の工夫で様々に変化するし、くつろぎの空間はたくさん必要ありません

2011年11月5日土曜日

22直射日光の幻想


直接入ってくる光だけが、価値を持っていると、この頃みんな考えているような気がします。
日本の文化は、直射日光をうまく制御してきたはずですが、忘れてしまったのでしょうか?


障子や、ガラス越しに光を感じ、光の当たる景色を室内から眺めるというのもなかなかいいものです。

2011年11月4日金曜日

21明暗のタピストリー



明るい部屋ばかりでは、心の微妙な流れをつかむ事ができない。
 明るい所や暗い所を生かし、交互に織り上げること。


日本の住宅は陰影をうまく生かしてきました。
今の家は明るいところばかりです。もう少し明暗を楽しみたいものです。子供は特に、明暗のタピストリーの中で夢をいざなうのです。

2011年11月2日水曜日

20東寝室


寝室で朝の光を知ることは、一日の気分をつくる大切な要素です。



別に東に寝室なければならない訳ではない。
光が部屋に入って外が直接見れればいいのです。

2011年11月1日火曜日

19入り口での場面転換


道路から住まいへの入り口が、唐突だと何か落ち着きません。
でも、単に離しただけでは芸がない。



都市住宅では、道路から玄関までのアプローチが貧弱です。
狭いから仕方ないのですが、
でも無理に門を付けてさらに狭くしているのも残念です。
光・水・視線・木・高さ・材質などを利用して
玄関前の雰囲気を変えてみましょう。